今回は、僕がイラストを描く上で気をつけていることや、意識していることを述べていきたいと思います。
※今回の投稿は以前投稿した記事の内容も含みます。また、塗りに関しての技術的なことは書いておりません。
描く前にやること
まずイラストを描き始める前に行うことは、イメージをすることです。
「こんなイラストを描きたい!」という具体的なイメージを持っておくことが大切です。
今回は、僕が描いたイラストを元に解説を行いますので、よければ最後までお付き合いお願いします。
何を描こうか。
まず、何を描きたいのかの大まかな構想を決めます。
真っ白なキャンバスに何を描くのか、何を表現したいのかを考え構図などを決めていきます。
「照れた表情の女の子」というイラストを描きたいと決めたら構想を考えます。
照れた表情では顔のパーツはどんな風になっているのか、どんな仕草、ポージングが良いか。どんな場所なのか、どんな状況なのか。
こういった構想をしっかり考えることで、描きたいイラストの方向性をしっかり決め手から、描き始めましょう。
1、照れた表情
2、顔を覆うような仕草
3、正面で対面するような構図
具体的な構図をきめたのでそのイメージを元にアタリを決めます。
こちらがラフ画になります。
今回のイラストは描きたいイメージがよく固まっていたので、一回のラフでできました。
先ほどの1、2、3を考えながら描きました。下書きのレイヤーのフォルダー1に多くレイヤーがありますが、今回使ったレイヤーは2枚だけでした。普段では、各パーツごとに分けますが、今回は、情報量も多すぎず、シンプルな構図のため少ないレイヤーで描けました。
ではここから線画を…と行きたいところですが、このままだとあまりにもシンプルすぎるので、こうしました。
キャンバスの全体を使い、右斜にしてみました。
先ほどと比べて見てどうでしょうか?先ほどと比べ隙間を変えてみたことで、より表情や感情が伝わってきませんか?
隙間を考え右の画像では、左の空間を多くすることで顔に視線を誘導しました。
ここまででこのイラストのラフとなります。
こちらが線画となります。
線をハッキリさせました。使用しているペンツールは「鉛筆R」です。
線画は意外とサクッと描いてしまいます。今回は複雑でもないので1〜2時間ほどで描けました。
こちらが下地の画像です。顔は赤面させたかったので、結構赤くしました。
こちらが完成したキャラクターです。
そして、ここから背景を描いていきます。
遠近感や、キャラクターを魅せたいので、背景はボケた感じにします。
背景の全体を暖色系にしました。夕暮れ時にした方が雰囲気が出ると考えたからです。
次に遠近感を出すために手摺りを描きました。
手摺りっていろんなところにあるので背景にしやすいと思います。
ではさらに雰囲気を出していきます。
こちらが完成したものです。
玉ボケを入れたりして空間を無理やり作りましたw
カメラで撮った時のボケを隙間に入れることで空間を出したわけですが、今思うとちょっとイマイチだったかもしれません。
具体的には、玉ボケを多くして、背景にある何かを生み出し、もっとよく空間を作れたかもしれません。
このようにしてこのイラストは完成となります。
今回は僕がイラストを描くうえで気をつけていることについて述べましたがいかがだったでしょうか。塗りなどの技術的なことは述べませんでしたが、参考になれば幸いです。
今回も閲覧していただき、ありがとうございました。
ではまた次回。
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