前回の記事では、自分の描きたい絵柄や目標を決め実行するということを述べました。
今回は、僕のイラストの分析の仕方を述べていきたいと思います。
第一印象を見極めよ!
人間、第一印象って大切ですよね。
これは人間以外にも適応され、イラストでも大切です。
イラストを分析する際、分析するイラストがどんなイラストなのかパッと見でそのイラストのイメージを考えます(できるだけ早く)
パッと見の印象で、分析するイラストがどんな印象を与えるように描かれているのか考えられたらまずはメモをしましょう。
第一印象で分析したイラストがどのような意図で描かれたのか考えてみます。
今回は僕のイラストを例に述べていきます(神絵師のイラスト使いたい…)
こちらのイラストを元に解説します。
皆さんはこのイラストを見たときどんな印象を受けましたか?
まずは、プラスかマイナスのイメージか。
このイラストはあなたをどんな気持ちにさせましたか?
僕がこのイラストで、どんな印象を与えたかったかというと
哀しさ、切なさ
これを印象付けるように描きました。
もちろん、このイラストを見た全員が同じ印象を受けるわけではありません。
しかし、パッと見たときに、視界に入ってくる情報として青系統の色が多いと思います。
イラスト全体の色を青系統にしたことでマイナスの感情を彷彿させました。
心理効果を利用し、イラストの印象をコントロールします。
全体的な色味を変えることで印象は大きく変わりますので色使いには細心の注意が必要です。
表情や仕草
キャラクターのイラストではそれぞれキャラクターの表情や仕草があります。
その表情や、仕草をでイラストを見る側への印象を変えます。
表情では喜怒哀楽とわかりやすいです。仕草では、喜怒哀楽のときにするポーズを想像してみましょう。
表情と仕草を一致させることで、しっかりと情報が伝わります。
例えば、怒っている時は眉間にシワが寄り、歯を食いしばった表情が想像できます。
また、仕草では地団駄を踏んだり、拳を握り締めていたりと想像できます。
このように表情と仕草が一致することでイメージもしやすいと思います。
しかし、表情と仕草が一致しないパターンももちろんあります
「目が笑っていない」なんて聞いたことありませんか?
無理に笑った表情を作るとこんなことを言われたりしますよね。
他には、明らかに怒っているのに引きつった笑顔をしていたりなど感情と表情が一致していないというパターンもあります。
上記の例は本音と建前みたいなものです。なので仕草とは少し違います。
しかし、このように感情と表情が一致しなかったり言動と行動が違ったりすることも多々あります。
なので、自分がイラストを描く際に何を伝えたいのかということが現れるわけです。
当たり前ですが、しっかりできなければ全く伝わらないイラストになってしまいます。
なので、当たり前をしっかりすることが大切です。
今回のイラストでは、目を細め、泣いています。眉も下がり下を向いた感じとなっているので哀しさや切なさを表現できています。
また仕草では、右手で額に張り付いた前髪を除けるようにしており、左手は濡れた体を気にしています。
またこのイラストは雨に濡れているというポイントもあります。
雨から連想されるワードから青系の色を連想させ、表情も加わりマイナスイメージを持たせることでさらに印象を強めています。
このようにイラストの情報を紐付けて、イラストの第一印象を自分が伝えたいものに近づけるのです。
こういった考えをすることでイラストを分析していきます。
イラストを構成するものが何を意味するのかをよく考えることで、分析する力は格段に変わります。
考えることでイラストが何を伝えたいのかを理解し、自分のイラストで実践してみましょう。
今回はイラストの分析の仕方について述べていきました。
分析をすることで目標から足りないものがわかりますし、どういった方法で印象を変えるのかなどを学べると思います。
今回もご閲覧ありがとうございました。
ではまた次回。
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