お題を決めて描いてみる
今回は、お題を決めて、そのお題に添って描いてみましょう。
今回の記事では上記を行うにあたり、予めお題を決めます。
せっかくなので、僕と同じお題で描いてみましょう。
※また、今回は同じお題なだけで、表現は自由とします。
お題「秋、憂う表情の女の子」
なんか難しい気もしますが、実践してみましょう。
まずは、「秋、憂う表情の女の子」というお題について考えてみましょう。
皆さんはどんなこのお題を考えたときにどんな情景、背景、状況を思い浮かべますか?
いっぺんに考えるのが難しいという方は一つ一つの単語にして考えてみましょう。
「秋」、「憂う表情」、「女の子」細かく分けるとこの三つになります。
まずは「秋」。秋といえばどんなイメージがありますか?
紅葉、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、イチョウ、銀杏…などなど様々です。
こう言ったイメージの中からある程度ピックアップしておきましょう。
では次に、「憂う表情」です。
憂う表情というのは表情の一つです。不安に思ったり、心を痛めたり、心配することをさします。
そして「憂う」という言葉は「愁ふ」、「患える」と言った書き方もできます。
こう言った言葉などは多くの意味を持ったりするので表現の幅も増えると同時に、表現した際、イラストを見た人への印象も変わってきます。
最後に「女の子」です。
「女の子は女の子でしょ?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
イラストを見た人の年代によってまた、イラストを描く人の絵柄によって大きく異なります。
自分の考えが絶対ではないので、注意しましょう。
では、女の子とはどれくらいの年齢をさすのか。
1 〜19歳を女の子と言うようです。参考
これはあくまで一つの指標にすぎません。この記事を見ているあなたが思っている女の子の定義とは違うかもしれません。それを踏まえ、どのくらいの年齢にするか決めましょう。
では、上記を踏まえあなたの思う「秋、憂う表情の女の子」をイメージしてみましょう。
どんな情景で、背景で、状況か。よくイメージしましょう。
イメージできたら早速描いてみましょう。
描き出す
イメージできたものを描き出します。
一番最初のラフです。
色も付けました。このラフでは僕の中のイメージが完全に出切ってませんでした。
こちらが第二ラフです。
背景は後々変える予定なので、この時点ではキャラを重点的に描いています。
秋なので、紅葉やイチョウを舞わせるイメージで描きました(※まだ舞ってない)
では、いきなりですが完成版をみてみましょう。
紅葉とイチョウを舞わせました。
※ちなみに、紅葉(モミジ)は厳密には楓です。
そして、楓の花言葉には「大切な思い出」、「美しい変化」などがあります。
今回は「大切な思い出」と言う言葉をイメージしました。
舞っている楓やイチョウ。つまり、木から落ち葉へとなる途中です(自分の解釈)
そして、「楓が散る」と言うこと。
「大切な思い出」が「散る」。
このように捉えることができます。
もっとわかりやすく言うと、失恋をイメージさせます。
キャラクターに影がついているのも、失恋という損失をイメージさせたかったからです。
また、影が全体でないのは失恋後に立ち直り、これからを生きていくというイメージが僕の中にあったからです。
このように、お題を決めた中で、そこからどこまで描きたいものを表現できるのか。
このイラストに詰め込んだ情報量は割と多めです。
自分で解説できる分、皆さんにもわかるかと思います。
しかし、これだけ情報をつめても”見る側”が理解できなければ意味もなくなってしまうので、注意が必要です。
なのでわかりやすい表現をすることでイラストをよりわかりやすくする努力をしましょう(僕も絶賛努力中)
まとめ
・イラストを描くときに何を描くか決めるとき、そのお題を明確にする。
・描く内容をわかりやすい表現をする(色使い、背景、描写など)
上記に注意して描いてみましょう。
今回はお題を決めて描くと言う内容でしたがいかがでしたか?
イラストを描くときに何を伝えたいのか明確にし、伝えるためにどう描けばいいのかを意識して描くといいと思います(一般オタク意見)
今回もご閲覧ありがとうございました。参考になれば幸いです。
ではまた次回。
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